スタッフブログ
まず、各地で発生した豪雨で被災なさった方々にお見舞いを申し上げます。
石川県においては河川の氾濫で小松市や能美市で大きな被害がでています。またこちら白山市では断水となった地域や未だ通行止めもございます。またお隣福井県においては土砂崩れが発生し北陸自動車道と国道8号線が通行止め、(先程国道8号線は片側交互通行可となったようです。)またJRは線路の水没で現在も運休になっています。
暑い中復旧作業にあたられている方々には頭が下がる思いです。
マップの白峰営業所付近もたくさんの土砂が残りましたが、皆無事で通常通り営業しております。
(↑これは大雨翌日の白峰営業所付近の様子です。この時よりも川は水量こそ減りましたが、現在も濁ったままです。)
今回のこの大雨で白山公園線も通行止めとなりました。マップの白山登山バス【1日1往復便】も4日は下山便が運休となりました。色々な場所で土砂崩れ、水の染み出しがあったので白山公園線もしばらくは通行止めかな?と覚悟したのですが、翌朝5:30に通行止めが解除となりかなり驚きました。
前日に運休と発表してしまいましたが、下山できず困っていらっしゃる方もおいでたので急遽シャトルバスのみ運行することに…
さすがにその日はお客様も少なめでしたが、翌日からまた徐々に増えて日曜日は駐車場にもたくさんの車が停りました。
さて、いよいよ11日は山の日。12日の平日を挟み13日(土)14日(日)この辺りにはたくさんのお客様が来られるのではないかと予想しております。
そこで!サボってるんじゃないの~(T^T)
是非知っていただきたい『ドライバーの運転時間と休憩について』ということで少し書かせて頂きたいと思います。
もしかすると市ノ瀬や別当出合でお客様がたくさん並んでいる時にバスがずーっと止まっていることがあるかもしれません。
それは休憩中なんです。
実はドライバーは一定時間運転をしたら必ず休憩を取らなければいけないと法律で決められているのです。
やはり人の命をあずかるというのは重いことなんです!
厳しい決まりがあります。
4時間運転をしたらその後30分の休憩が必要です。
その4時間の間に分割して休憩をとることもできますが、その際は1回につき10分以上でなければなりません。「あっ!あいつサボっとる!」「そんなところで休憩してないで早く乗せろよ!」と思われる方もいるかもしれません。でもそんな悲しいこと言わないでください(涙)
実はそのドライバー(バス)はサボっているわけではありません。法律にのっとって休憩をとっているのです。
時間が迫ってくるとデジタコ(デジタルタコグラフ)がピピピピッとなって「運転時間はあと〇〇分です」と教えてくれます。こうなるともう停る場所を探すしかありません。
悪いことをしようとは思いませんが、出来ない仕組みになっています。
一度停るともう1ミリも動かせません。ちょっとでも動かすとデジタコが感知して休憩にならなくなるんです…
登山バスやシャトルバスはお客様が乗った状態で休憩に入ることはありませんが、貸切バスの場合は たまにお客様にお待ちいただくことがあります。
休憩は10分からですので、例えば9分経ったところで「出発してくださーい」となると休憩にカウントされないため「1分待ってください」とお願いせざるを得ない時があります。
パーキングエリアでお客様がお早くお揃いになって、いつでも出発できる状態にあっても「すみませんあと〇〇分出発を待ってください。」とお願いすることもあります。
安全のための決まりなので、その辺を臨機応変に対応する訳にもいかず、なかなか大変です。
シャトルバスの場合 お客様が降りられたあと、そのまますぐ休憩に入らせていただくことがあります。
何度も言いますが(笑)決してサボっている訳ではないのです。
「おっ!コイツ法律守っとるんやな」「長い時間走ったんやな!」と言う目で見てもらえるとありがたいです。休憩後はまた一生懸命走ります!!皆さん待っておられる時に、このどうしても取らないといけない休憩がやってくると、本当に心苦しいのですが、安全のため少しお時間をください。
さて、11日(木)からまた規制日が始まります。それに合わせて白山登山バスとシャトルバスが運行します。我々の使命は、『安全輸送の遂行』です。お客様にもご理解、ご協力を頂きながら次回も皆で頑張ります!