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大きなバスに大きな部品
2022年03月01日

貸切用の大型バスは、全長約12メートル、幅約2・5メートル、高さ約3・3メートル(ハイデッカー)~3・8メートル(スーパーハイデッカーもしくはダブルデッカー)と日本の法規で定められている自動車サイズ目一杯の大きさとなっています。

もちろん多くの人を運ぶためのフルサイズなのですが、そのフルサイズ故に各部品も皆さんが普段乗っている自家用乗用車とは比べ物にならないくらいの大きさを誇ります。思い付いたものをささっと挙げると、まず室内関係ではハンドルですかね~?ハンドルが見にくい画像で申し訳ないですが、喋ります(汗)これでも、2、30年くらい前の車両と比べればだいぶ小さくなり、乗用車に近いものとなりました。デカさに加えて、とある演歌の歌詞にあるような『少し太めのワッパ』をグルグル回すドライバーの姿に憧れた身にすれば物足りなさを感じる次第です(;^∀^)あ、ワッパとは決してワッパ飯ではありません。ハンドルのことです。(念のため(笑))

…『おめぇそんなクルマに僅かしか乗ったことねぇのに何が物足りなさを…だ!偉そうにぃ!』…なんてことは言わないでくださいね⬅️てか誰に言ってるの?

はい、一人芝居はさておき…パワステの性能も上がった昨今の車両は僕が業界に入って初めてオペレートした車両の『パワステなのに重い』ハンドルとは雲泥の差です。扱いやすいのは、ドライバー負担の軽減にイコールなのでやはり良いことだとつくづく思います。はい、そうしましたらハンドルに続きましてドン!

次はタイヤです。決して『見ればわかります』なんて寂しいことを思ったり言ったりしないでください。サイズは295/80R22・5(大型車)です。メジャーな国産普通乗用車が履いている195/65R15や205/55R16というサイズと比べるといかに大きいかがわかります。ちなみにサイズの読み方は左端の3桁がタイヤの幅、/の右側がタイヤの厚み(偏平率)Rの横がホイールのサイズです。数字を見ているだけではピンと来ない方はご自分の自家用車のタイヤとホイールをご覧下さいませ。きっとその大きさに驚くと思います。しかしこんなのが車両側から外れてかなりのスピードで飛んでくこともあるんですから、恐ろしいものです…

さて、まだ続きます。『面白ないから見るのや~めた』って方は寂しいですが、また気が向いたら来てください(ノ_・、)突然ですがバッテリーはどこにあるでしょうか?わかりますか?わかりましたか?パカッ!

ここです!運転席の下。日野(いすゞ)三菱ふそう共に貸切・高速車はこちらにバッテリーが鎮座しております。さてさて、またサイズの話ですが、まずこれを見てください。こちら軽トラのバッテリーです。1人でメジャー持ちながら画像撮るの大変でした⬅️どーでもいい続いてこちら。普通乗用車の割りと大きめサイズのバッテリーです。で、バスはというと、ドン!ドドン!

ハンパなくでかいです。このサイズが24ボルトなので2つ並んで付いています。ちなみにこのバッテリー、大きさに比例しお値段もお高いです。なのでメインスイッチ切り忘れの『うっかりミス』が思わぬ大出費に繋がります(◎-◎;)メインスイッチというのは、バッテリーからの電気を通したり絶ったりするスイッチでこれをONにしないとキーを捻っただけではエンジンは掛かりません。要はメインスイッチをOFFにしないと電気が流れっぱなしでバッテリーが上がってしまう…というワケです。また、メインスイッチをONにすれば、自家用車のキーをアクセサリースイッチの位置にしたのと同様に室内照明・テレビ・オーディオ・冷蔵庫といった電装品は使えるのですがこれもこの状態で長く使えばバッテリー寿命を縮める要因になるので、なるべく避けたいところです。でも、バスにはあるんですよ…台数仕事などでエンジンを掛けられないような場所で待機、でも無線で他の号車とやりとりしないといけない場面が…そんな時、バッテリー上がらないかな…なんて結構心配になったりします(笑)

はい!と、いうわけで今日はバスにある大きな部品をほんの1部だけ紹介させていただきました。この他にもバスには『へーそうだったのか』ワールドがまだまだあります。それをまた紹介していきたいと思いますので、次回もまたお楽しみに!

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