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知っていますか?part4
2021年11月02日

11月といえばこちらでは冬支度の開始です。兼六園の雪吊り作業も11月1日からはじまります。
これがはじまると冬が近づいてきたなと感じるものです。
北海道の雪なんかはサラサラで雪玉を作ることが出来ないなんて言われますが、北陸の雪はしっかり雪玉を作れるほど水分を含んだ重たい雪なので、その重みで枝が折れないように雪吊りをするんですね〜(地元の方はよくご存知だと思いますが…)
雪吊りは冬の金沢を象徴するものですね。
さぁ今年の雪はどうなんでしょうか…
昨年の大雪には参りました。
バスも車庫で雪に埋まってました( ̄▽ ̄;)
この時は除雪も一苦労でした。
こういう時ほど忙しいうちのバス(笑)
使うバスを前日のうちに融雪装置のある所へ…
でもあまりの降雪量に融雪装置が追いつかずでした。
融雪装置って北陸の人間からすると冬といえば!雪が降れば!!のものなんですが、県外の方はご存知ない方も多いんですよね!地下水が小さい噴水みたいに地面からチョロチョロ出て雪を溶かすものなんです。地下水って年間通して温度はほぼ一定なので雪が溶けやすいんです。最近はこの融雪装置の使いすぎは地盤沈下するとかでなかなか使うのも難しいものなんですけど、冬の北陸にはなくてはならないものです。
さて、そんな北陸もとーっても寒いんですが、北陸よりもさらに寒い地域にバスで行くことももちろんあります。
以前、志賀高原にスキー客を乗せて1泊2日で行った時です。
お客様を降ろした後、二人乗務のツーマンだったので乗り組みの先輩に現地で満タンにしておこうと言われたことがあります。
帰れる分だけの燃料は、あったのに・・・当時、何も知らなかった僕は『??』でしたが、後に謎が解けました!
それはなぜかと言うと、はい!ここで知っていますか?です。
実はあまりに寒いところに長く停車しているとバスの燃料である軽油が凍るんです。うーん。正しくは凍らないか…粘度が高まってドロドロになってしまいます。そうなるとバスが動かなくなってしまうんです。
年間通してガソリンスタンドでは【軽油】と書かれて販売されているんですが、その軽油も細かく種類があって寒い時期と暖かい時期ではその種類が変わっています。
ガソリンスタンドの軽油も地域によって気温の低い季節はドロドロにならない軽油となっていて、場合によっては現地で給油した方が良いこともあります。バスの場合、お客様を迎えに行こうとしてエンジンを始動させても掛からない・・・なんてことがあったら一大事です。なので、寒い地域に行った場合このような事態を避ける予防策の1つとして寒冷地仕様の軽油を給油することもあるのです。
これはバスに限らずディーゼルエンジン搭載車にも当てはまることなので、寒い地域にスキーやスノーボードを楽しみにお出かけになる方はご自身の判断ですが…実践されてはどうでしょうか?

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